Jičínイイチーン村は非常にこじんまりとした村でした。
朝早く村に着いたのでお城の開城時間まで中心地広場で待った記憶があります。
同村は毎年開かれるFestival Jičín - město pohádky御伽話祭り で有名です。
YouTubeで見つけた御伽噺祭りの様子を紹介するビデオです。
Jičín město pohádky (16. ročník)
<村概略>
クラーロベーフラーデツ県イイチーン郡の中心都市である同村は、発掘調査の結果によると、10世紀頃には集落を形成していました。
初めて文献に登場するのは1293年に同村はVáclav IIヴァーツラフ2世妃Guta (Jitka) Habsburská グッタ(イトカ)ハブスブルクに捧げられるとされ王家の都市と指定された事実が書かれた文献です。そこで村名はJitkaイトカの村と云う意味でJičínイイチーンと名付けられました。
以後村は徐々に発展して行き Albrecht z Valdštejnaアルブレヒト・ヴァルドシュテインが同村の領主となった16世紀以降に、教会や修道会等の建築物が次々に建てられて行き現在の姿を形成して行きます。
<主な見所>
◎Valdštejnovo náměstíヴァルドシュテイン広場
先ずは村の中心広場をご覧ください。
◎Valdická bránaヴァルディチ門
同門は村を守る要塞の一部として1568 年から1578年に3階建て門として建てられました。
火事に遭った後の1589年に4階建てに増改築されます。1840年に物見櫓を増築し高さ53,8㍍となります。
物見櫓からの美しい景色をご堪能ください。
◎Chrám sv. Jakuba聖ヤコブ教会
ヴァルディチ門の直ぐ横に聖ヤコブ教会があります。
同教会は1630年にアルブレヒト・ヴァルドシュテインにより寄贈されたバロック様式建築物の教会です。
1701年に教会建物の建設は完了しましたが、内装は1768年の大火災後に作り直されます。
美しい教会内部の様子です。
◎Zámek Jičínイイチーン城
聖ヤコブ教会横にイイチーン城が有ります。
1607年から1616年に架けて大邸宅として建てられましたが、1623年にアルブレヒト・ヴァルドシュテインが同村の領主に指名され城へ昇格しました。
建物は何回も増改築を繰り返し1768年の火災後大改築され現在の姿となります。
1936年にお城を村が買い取り現在はRegionální muzeum a galerie v Jičíně - muzeum hryイイチーン地域博物館・ギャラリー/玩具博物館として利用されています。
<リンク>
・イイチーン村役場
・イイチーン地域博物館・ギャラリー/玩具博物館
・御伽噺祭り
<旅のヒント>
Praha,,Černý Mostプラハ・チェルニー・モスト・バス停から直通バスが運行されています。所要時間片道約1時間24分。
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<更新暦>
2009年7月15日、第一編集終了。
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