チェコ観光ガイド: Terezínテレジーン村

Terezínテレジーン村はナチスの強制収容所として有名に成りましたが、同村の歴史を紐解くと”歴史は繰り返される”のだなと考えさせられました。
私は同村より少し北に位置する村に工場を構える日系企業に勤めていた事があり、通勤の為に何度もこの村をバスで通った事が有りますが、通る度に独特の何となく陰気な雰囲気が漂う村だなと感じていました。

＜村概略＞
ウースティー県リトメジツェ郡に属する同村は、上空からの写真を見ていただけば解るように、村自体が18世紀後半にエルベ川とオジェ川の合流点に建設された人口の軍事要塞都市です。
この軍事要塞都市は旧宗主国オーストリー皇帝ヨーゼフ2世によって対プロシア戦争目的に建設され、村の名前はヨーゼフ2世の母マリア・テレジア皇女から命名されました。
第一次世界大戦の間は、要塞は捕虜収容所としても使われ、サラエヴォでフェルディナンド皇太子夫妻を暗殺したガヴリロ・プリンツィプも1918年にここで結核により死亡しています。

＜主な見所＞
◎Památník Terezínテレジーン記念公園

ナチスが強制収容所として使用した施設を記念公園として開放しています。

◎Muzeum ghettaゲットー博物館

強制収容を中心にホロコーストの歴史を伝える博物館です。
テレジーン記念公園から約１㌔の所に有りますので、村の雰囲気を味わう為にも同記念公園へ（または同記念公園から）は徒歩をお勧めします。

◎バーチャル見学

このサイトで村全体をバーチャル見学できます。

Terezin

Terezin - Concentration Camp - Czech Republic

＜リンク＞
・テレジーン村役場
・Památník Terezínテレジーン記念公園

＜旅のヒント＞
『゜:*★チェコのオプショナルツアー予約Alan1.net★*:°』で英語ですが見学ツアーが運行されています。

Praha,,Nádraží Holešoviceホレショビッェ駅より直通バスが運行されています。所要時間片道約1時間。