2009年12月17日木曜日

Tepláテプラー村

プラハ観光メッカの一つにStrahovský klášterストラホフ修道院が挙げられます。
この修道院はKnihovna図書館が見ものです。
この図書館の兄弟が存在すると言ったらビックリしますか?

事実存在するのです。
それはTepláテプラー村中心地から2㌔離れた所に有るPremonstrátiプレモントレ会士が運営する修道院です。
そうですPremonstrátiプレモントレ会士運営の修道会と言えば、Strahovský klášterストラホフ修道院ですね。つまり同じ修道会運営の修道院なのです。

同修道会がチェコで運営している修道院は以下の6修道院です。
Klášter premonstrátů Strahov ストラホフ修道院
Klášter premonstrátů Želiv ジェリフ修道院
Klášter premonstrátů Teplá テプラー修道院
Klášter premonstrátů Milevsko ミレフ修道院
Klášter premonstrátů Nová Říše ノバー・ジーシェ修道院
Klášter premonstrátek Doksanyドクサニ修道院
私は、その内ストラホフ、ドクサニそして今回ご案内するテプラーの修道院を訪れました。

<村概略>
カルロバル県ヘブ郡に属する同村は、人口3 065 (2007年12月31現在)と、とても小さな集落です。
同村は村中心地から約2キロ離れたところにある修道院で有名な村です。

<主な見所>
Klášter premonstrátů Teplá テプラー修道院
1193年にPremonstrátiプレモントレ修道会がこの地に修道院を建てました。
同修道院建物の建築様式はロマネスク、ゴシック、バロック混合建築物です。
と申しますのも、ご他聞に漏れず同修道院もフス戦争、30年戦争の被害に遭い何度も修改築を行っているからです。
目玉の図書館はチェコで2番目の蔵書量規模を誇ると言う事ですのでストラホフには負けています。
ストラホフの弟分って所ですね。

共産党政権成立間もない1950年に同修道院はチェコスロバキア軍宿舎として国家接収されましたので、兵役時に同修道院で生活したことのあるチェコ人・スロバキア人も沢山いることでしょう。
図書館は国家接収後1958年に一般公開され現在に至っています。
また国家接収時代に台無しにされた修道院の建物も、1990年にプレモントレ会修道院に返還され、少しづつ修復工事が行われています。
Hlavní loď kostela 教会大聖堂内部
kapitulní síň 祈りの部屋
knihovna 図書館
nádvoří kláštera 中庭
oltář kostela 祭壇
před Hroznatovou kaplí 教会小聖堂内部

◎kostel sv. Jiljí聖イージー教会
後期ゴシック様式の教会は1762年から1765年に架けて建設されました。
1945年以後廃墟と化していましたが、現在は修道会が維持保全しています。

◎Špitální kaple Nejsvětější Trojice v Teplé三位一体病院付設教会
今日は老人ホームとして利用されている、1548年に建設された病院の付設教会として1692年から1699年に建設されました。
美しい同教会内部の様子。

<リンク>
テプラー村役場
テプラー修道院

<旅のヒント>
プラハからはKarlovy Vary カルロヴィー・バリーかMariánské Lázněマリアンスケー・ラーズニェ乗換で所要時間片道4~5時間です。


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<更新暦>
2009年6月20日、第一編集終了。

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