Plzeňピルゼン市と聞くと米人だったらシカゴに有るチェコ人で構成される貧民街を想像するのではないでしょうか?
チェコ人だったらシュコダ・コンツェルン、ビール、、、
チェコ映画ファンやディスコ狂いの若者だったらDiscopříběhディスコプシーベフ(ディスコ物語)1987製作を想像するのではないでしょうか?
世界中にディスコ・ブームを巻き起こした米映画”サタデー・ナイト・フィーバー”1977年製作のチェコ版と言った内容の映画です。
Michal Davidミハル・ダビド作曲の同映画で使用されたディスコ・ソングは今でもチェコのディスコでは頻繁に流されます。
主人公がインテリの女性に憧れるのもソックリ、主人公が労働者階級であるのもソックリ、兎に角ソックリ、、、
このパクリ映画、チェコでは本物を凌駕し本物がチェコ映画を真似したと錯覚する人がいる位です。
映画のあらすじは
ピルゼン市の巨大団地群の一角に住む煙突掃除夫見習いの少年イルカは、ある日ディスコでエバと言う美人インテリ女性と美人ではないが心優しいイトカに出会います。
当然イルカはエバに恋心を抱くようになります。ですがイトカはイルカを好きになりイルカに相手にされなくてもひたむきな愛をイルカに向けます。
イルカは煙突掃除夫見習いである素性を隠しエバと同じインテリ層の振りをしますが、ある日エバに事実を知られ破局に陥ります。
そしてイルカはイトカの元に行きその優しさに心ひかれイトカと駆け落ちするのですが、ピルゼン駅で列車を待っている時に父親に捕まり家にもどされます。
このミュージカル映画を見ればピルゼン市の主な見所は見れると言って良いほどの映画です。
当時Priorプリオールと呼ばれていた現Tescoテスコも登場します。
現在は垢抜けした売り場も、私が始めて同市を訪れた頃迄は映画同様の野暮ったい雰囲気のデパートでした。
YouTubeで見つけた同映画のビデオクリップ。
Discopribeh clip
この映画を見た後ピルゼン市を訪れると、派手なシャツを着て街中を駆けずり回りたくなるのは私だけでしょうか???
こんな面白いシーンもありますしねっ。
Michal David - Já, já jen já (Discopříběh) DVD
この歌も大好きです。
Michal David Trhnout se
<市概略>
ピルゼン県ピルゼン郡の中心都市である同市はプラハ市、ブルノ市、オストラバ市に次ぐチェコ第4番目の都市です。
ピルゼン市は976年に、ボヘミア公ボレスワフ2世と神聖ローマ皇帝オットー2世の戦いの地として、初めて文献に登場します。
1295年にボヘミア王バーーツラフ2世が都市として宣言し、ニュルンベルクとレーゲンスブルクとをつなぐ通商路にある重要な町として急速に発展します。14世紀には、ボヘミア王国内でプラハ市、クトナー・ホラ町に次いで3番目に大きな都市でした。
フス戦争の間、同市はフス派に抵抗するカトリック派抵抗勢力の牙城でした。
第二次世界大戦末期の1945年5月6日、同市はジョージ・パットン将軍率いる米軍から解放されます。米軍は西ボヘミアの大部分を開放しました。しかし、チェコスロバキアの残りの部分は、ソビエト連邦赤軍によってドイツ支配から解放されます。
米軍は1945年11月までプルゼニに留まっていました。1948年の共産党政権樹立後、共産主義体制が崩壊する1989年まで、米軍が西ボヘミアを開放した功績は低く評価され続けました。
1990年から同市は毎年5月に米軍から解放された事を祝うお祭りがはじまりました。同祭りは既に地元の伝統行事となり、多くのアメリカ軍退役兵や連合国側の退役兵が参加しています。
<主な見所>
◎Katedrála svatého Bartoloměje聖バルトロメイ司教座教会
同市の中心地広場Náměstí Republiky共和国広場に聳え立つ、1292年に建設されたゴシック様式教会です。
この教会が建っていてくれるからこそ、幻想的な夜景を醸し出し人々を魅了させてくれます。
同教会は、チェコで一番高い尖塔102,26㍍を誇る教会です。
尖塔は一般公開されており301段の階段を上り詰めた61㍍地点から市全景を望む事が出来ます。
教会内部も非常に美しい教会です。
Katedrála sv. Bartoloměje - oltář 聖バルトロメイ司教座教会 - 祭壇
U oltáře 祭壇
◎ ピルゼン市役所
náměstí Republiky共和国広場北側面に有る市役所は1554年から1559年に架けて建てられた時のルネッサンス様式柱を基調に、1907年から1912年に架けて施された改修工事により、バロック様式の現在の姿となりました。
しかしMázhauzマーズハウスは、現在もルネッサンス様式を保っており、一般公開されいます。
マーズハウスが、ルネッサンス様式を保てた理由は、当初消防用施設置き場として利用されていたので、改装されなかったからです。
Aifelka アイフェルカ
Mázhauz マーズハウス
Obřadní síň 結婚式場
Salónek primátora 市長サロン
Sekretariát primátora 市長秘書室
Sněmovní sál 議会ホール
Zasedací místnost Rady města Plzně 議会場
◎Národopisné muzeum Plzeňska 民族誌学博物館
同博物館はNáměstí Republiky共和国広場東側面にあります。
Národopisné muzeum Plzeňska I. 展示室I
Národopisné muzeum Plzeňska II. 展示室II
Národopisné muzeum Plzeňska III. 展示室III
Národopisné muzeum Plzeňska IV. 展示室IV
Národopisné muzeum Plzeňska V. 展示室V
Národopisné muzeum Plzeňska VI. 展示室VI
Exteriér 中庭
◎Muzeum strašidel お化け博物館
同博物館はNáměstí Republiky共和国広場西側面に有ります。
◎Západočeské muzeum西チェコ博物館
同博物館はNáměstí Republiky共和国広場から南に向かったKopeckého sadyに有ります。
Městská zbrojnice I. 昔の武器I
Městská zbrojnice II. 昔の武器II
Expozice porcelánu 陶磁器
Oddělení národopisné 民族誌学
Oddělení paleontologie 古生物学
等が展示されています。
◎Velká synagoga (Plzeň)大シナゴーグ
同シナゴーグはNáměstí Republiky共和国広場西側面から始まるPrešovskáプレショフスカー通りを抜けたSady pětatřicátníkůサディ・ピェトアパデサートニークーに出て直ぐの所にが有ります。
同シナゴーグは1888~1893年に架けて建築されたチェコ国内では最大、欧州では2番目、世界では3番目に大きなユダヤ人教会です。
同ユダヤ人教会は内装が美しくコンサートも行われています。
荘厳な内装の様子です。
Synagoga シナゴーグ
Velká synagoga II. 大シナゴーグII
◎Patton Memorial Pilsenパットン記念博物館
同記念博物館はVelká synagoga (Plzeň)大シナゴーグが有るsady Pětatřicátníkůサディ・ピェトアパデサートニークーを北上した所のPobřežníポブジェズニー通りにあります。
同記念博物館は、第二次世界大戦時に米軍がピルゼンを開放した事を記念する博物館です。
同博物館展示の様子です。
Patton Memorial Pilsen I.
Patton Memorial Pilsen II.
Patton Memorial Pilsen III.
◎Masné krámy肉貯蔵販売所
同博物館はNáměstí Republiky共和国広場北側面から始まるPražskáプラハ通りに位置します。
同建物は1392年に食肉市場として建てられた建物です。
19世紀の大改装工事で、現在のネオ・ゴシック様式となりました。
1950年代まで、肉貯蔵販売所として利用されていましたが、1967年から1971年に架け内装を改装し、Západočeské muzeum西チェコ博物館のギャラリーとして利用されることとなります。
◎Pivovarské muzeumビール博物館
同博物館はNáměstí Republiky共和国広場北側面から始まるRooseveltová通りを抜け Veleslavínovaヴェレスラヴィーノヴァ通りにあります。
Historická hospoda昔のビアホール
Sladovna麦芽窯
Hvozd発酵桶
Valečka 樽詰
Měšťanský pivovar 小規模ビール工場
Pivní nádoby ビール関連調度品
◎Plzeňské historické podzemí歴史的地下
同博物館はPivovarské muzeumビール博物館と同じ入り口から入場できます。
同地下はピルゼン市が発生た13世紀頃から少しづつ掘られたものです。
有事の為に食料貯蔵、高価な宝物の隠し場、避難通路として掘られました。
地下2~3階で17kmは有るそうです。現在その一部800mを一般公開しています。
Vodní kolo 水車
Archeologické nálezy 発掘物
Expozice knihtisku 書籍印刷所
◎Plzeňský Prazdroj a.s.ピルゼン・プラズドロイ株式会社
ピルゼン市観光と言えばピルゼン名物のピルズナー・ビール。
同市が建設された13世紀には既にビールが製造されていた記録が残っており、ビール生産は市の歴史と言っても過言ではありません。
Prazdrojプラズドロイと言うのがピルゼン・ビールを製造している会社の名前で、同社はU Prazdrojeウ・プラズドロイエ(プラズドロイ側)通りに位置します。
そうです。通りの名前はこの会社側という名前なのです。それ程有名な工場です。
同社は1842年創業です。1859年にPilsner Bier – Plzeňské pivoピルゼン・ビールを商標登録し、以後ピルゼン・ビールと言う名称は同社が独占所有する事になります。
ではこのサイトでヴァーチャル工場見学をお楽しみください。
チェコ語ですが工場見学コースを解説付きで案内しています。
同社工場には大きなビアホールが有ります。
工場見学後に御当地料理を堪能しながらのビールは美味しいだろうな!
YouTubeで見つけた同社案内のビデオ。
Czech Republic - Plzen Pilsen - Pilsner Beer - Jim Rogers World Adventure
◎バーチャル旅行
このサイトの地図をクリックすると目的地の映像がビジュアル映像で御覧いただけます。
◎YouTubeで見つけたピルゼン市観光案内ビデオ。
Pilsen
◎YouTubeで発見した北野たけし司会のテレビ番組。
新たけし●●●世紀 酒⑤
<リンク>
・ピルゼン市役所
・Plzeň v kostce(ピルゼン市運営インターネットTV)
・プラズドロイ株式会社
<旅のヒント>
Praha hl.n. プラハ本駅から直通列車に乗り1時間45分。
Praha,,ÚAN Florencプラハ・フローレンツ・バスターミナルから直通バスに乗り1時間35分です。
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<更新暦>
2009年6月22日、第一編集終了。
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