2009年10月13日火曜日

Kladnoクラドノ町

今に歌い継がれている1994年にリリースされたYo Yo Bandヨー・ヨー・バンドのヒット曲Kladnoクラドノ。
今やこの町と切っても切り離せない曲と成りました。

先ずはYou Tubeで見つけた同曲ビデオ・クリップをご覧ください。
Kladno-Yo Yo Band


<町概略>
中央ボヘミア県クラドノ郡の中心都市である同町は元々Huť Poldiポルディ製鉄所城下町で有名な町でしたが、鉄のカーテン崩壊した後、西側企業との競争に敗れた同製鉄所は倒産し、その後の多くの失業者が町に溢れ、一時は治安の悪い町と囃された事もあります。
現在は製鉄所跡地を中心に広大な工業団地を整備し積極的工場誘致が成功し再び活気を戻している工業の町です。
同町は1863年から工業化が始まりクラドノ町の人口は71 654 (2008年)ですが周辺地区も合わせると11万の人口を誇るチェコ有数の巨大工業地域です。

作家Bohumil Hrabalボフミル・フラバルも1949年から同町で働いていましたが1952年仕事中に大怪我をした後同町を離れました。
アイスホッケーのJaromír Jágrヤロミール・ヤーグル選手の出身地でも有名です。

You Tubeで見つけた製鉄所跡地の映像。
Kladno - limekilns


<主な見所>
Sládečkovo vlastivědné muzeum v Kladněスラーデチェック歴史博物館
初代館長で同町の著名な教育者であったAntonín Sládečekアントニーン・スラーデチェックを冠した町立博物館です。クラドノ城にも一部展示場があります。
同建物は別名Bachrova vilaバフル邸とも呼ばれ、1850年から1854年に製鉄所創設者バフルの邸宅として建設されました。1889年からは製鉄所の役員執務室として利用されていました。
1967年国宝に指定され、1975年以降博物館として利用されています。

◎kladenský zámekクラドノ城
元々有った要塞棟を1566年にお城として改修したロマネスク様式の建物です。
町民憩いの場である庭園や、見事な城内教会が評判です。
Kladenský zámek お花が綺麗な中庭
Kaple sv. Vavřince v kladenském zámku 聖バジュニツェ城内教会
Zámecká zahrada s medvědáriem

◎Náměstí starosty Pavlaパベル町長広場
町役場や聖母マリア被昇天教会が綺麗な同町中心広場です。

◎kostel Nanebevzetí Panny Marie聖母マリア被昇天教会
パベル町長広場のシンボル的存在である同教会は、14世紀に建てられたゴシック様式建築物を1897年から1899年に架け建て直したネオ・ロマネスク様式建築物です。尖塔部分は1900年に完成しました。

◎radnice町役場
聖母マリア被昇天教会と共に、パベル町長広場のシンボル的存在である町役場は、1897年から1898年に架けて建設されたネオ・ルネッサンス様式の建物です。

◎YouTubeで見つけた同町案内ビデオ。
Město Kladno - Kladno City


◎民放public TVで放映された番組
Cyklotoulky - Kladno サイクリングの旅-クラドノ

<リンク>
クラドノ町役場
スラーデチェック歴史博物館

<旅のヒント>
バスで訪問の際はPraha,,ÚAN Florencフローレンツ・バスターミナルから直通バスが運行されています。所要時間片道約2時間40~50分。


EU・ロシア経済関係の新展開 ドイツを軸として欧州・CIS関係を探る  /百済勇/著 [本]
EU・ロシア経済関係の新展開 ドイツを軸として欧州・CIS関係を探る /百済勇/著 [本]


にほんブログ村 海外生活ブログ 東欧・中欧情報へ
にほんブログ村

<更新暦>
2009年5月27日第一編集終了

0 件のコメント: