Kolínコリーン村はトヨタ自動車が仏プジョー・シトロエンと2002年3月に共同出資しチェコに進出したTPCA工場本拠地Ovčáryオフチャーリ村直ぐ近くの村として知られていますのでご存知の方も多いと思います。
<村概略>
中央ボヘミア県コリーン郡の中心都市である同村は、1261年にプシェミスル王朝オタカル2世の命により建設された町だとされています。
しかし発掘調査の結果によりますと既に6世紀には集落が形成されていたそうです。
14世紀前半にはユダヤ人の町として発展していました。
<主な見所>
◎Karlovo náměstíカレル広場
同村中心地広場であるカレル広場の建物はバロック様式やネオ・ルネッサンス様式建築物で、中世の面影を今に残す美しい広場です。
YouTubeで見つけた同広場の様子をご覧ください。
Kolín
◎Kolín – radnice市役所
カレル広場のシンボル的建物で、壁画の綺麗なゴシック建築です。
1494年に最初の建物が立てられます。その後何回か建て替えられ、1887年から1889年に架けての建替えでネオ・ルネッサンス様式になります。1899年に隣接する建物と合併し、1926年に改修工事が施され現在の姿となります。
◎Kolín – kašna噴水
次に1870年に以前に有った噴水をネオ・ルネッサンス様式に建替え現在の姿となります。
◎Kolín – mariánský sloupマリア様石柱
1682年にペスト克服を記念し建てられた石柱です。1764年に聖人像4体が追加され現在の姿となります。
◎Kolín – židovská synagogaシナゴーグ
中心広場から少し離れていますが同町が、ユダヤ人の町であった面影を残すシナゴーグも必見の一つです。
17世紀に最初のシナゴーグが建設されます。1844年から1846年に大改装工事が施され現在の姿と成ります。
1953年までシナゴーグとして使用されていました。
◎Kostel svatého Bartoloměje 聖バルトメイ教会
この教会は1261年に建設されましたが1349年に大火事に遭いました。皇帝カレル4世の資金援助により1360~1401年に架け再建されました。
1504年に鐘塔部分が増築され現在の姿になったそうです。
◎kostnice u kostela sv. Bartoloměje聖バトメイ教会側の骸骨教会
クトナーホラ村”Kostnice v Sedlciコストニッェの骸骨”、ミェルニーク村”kostel sv. Petra a Pavla聖ぺトラとパブラ教会”に並ぶ有名な骸骨教会です。
聖バルトメイ教会裏に有る1732年から1733年に架けて建設されたバロック様式建築物です。
◎hradba要塞跡
聖バルトメイ教会裏には2列の要塞跡が残っています。
◎Regionální muzeum v Kolíně地域博物館
聖バルトメイ教会前には地域博物館があります。
◎Zámek v Kolíněコリーン城跡
1437年から1438年に架け、修道院跡を改装してお城が建設されました。1556年から1591年にかけルネッサンス様式に改装されます。17世紀後半にはビール工場も城内に建設されますが、同工場は1911年に操業を停止します。
それではYouTubeで発見した同町を美しい音楽の流れに乗せて紹介しているビデオをご覧ください。
Kolín
<リンク>
・コリーン村役場
・コリーン村の現在(ウエブ・カメラ)
<旅のヒント>
Praha hl.n. プラハ本駅、Praha Masarykovo n. プラハ・マサリク駅、Praha-Holešovice プラハ・ホレショビッェ駅から直通列車が運行されています。
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<更新暦>
2009年6月8日第一編集終了。
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